学生の声
S1/S2タームにおける活動内容
S1/S2タームにおいては、別のソーラーボート製作の授業で余裕がなく、十分に参加することができなかった。これは私のスケジュール管理能力の不足に起因するものであり、今後は適宜コミットできるようにしたいと考えている。
垂直尾翼の概略設計
S1/S2タームのプロジェクトは、最終的には期限切れによる締め切り延長という結果になった。この中で私が行ったことは、垂直尾翼に収まる機構の概略設計である。概略設計とはパーツ選定前の寸法が未定の状態で、どの部品をどう組み合わせるかを示したものを指し、耐荷重等の見積もりを行って各パーツの選定を行えば、詳細設計が完了する段階の物を指す。
以下に概略設計を示す。
.png)
また、尾翼全体を中空の回転軸で支えるため、この中空軸は十分剛である寸法で選定する必要がある。この中空軸上端にマウンターを取り付け、マウンターをスラスト荷重ベアリングに載せることで保持する。
水平尾翼のピッチ制御については、現状では直動ステッピングモーターを使用し、水平尾翼前端を上下させることによって行う。水平尾翼後端はヒンジによってピッチ回転が可能な形で保持しておくことで、水平尾翼のピッチ制御機構とする。ただし、図中には後部ヒンジは存在しない。
A1/A2タームにおける活動計画
A1/A2タームは、無人操縦のソーラーボートプロジェクトが終了しているため、より深くプロジェクトにコミットできるものと考えられる。
・垂直尾翼の詳細設計
垂直尾翼の概念設計がS1/S2タームにおいて完了しているので、A1/A2タームではパーツを調達すればくみ上げられる段階の、詳細設計を完了したいと考えている。また、詳細設計の際には、もう一つのソーラーボートプロジェクトの反省を生かし、何度も発注作業を行って完成が遅れるようなことがないようにしたい。
・ギアボックス設計
モーターの回転を適切に減速するためのギアボックスの設計を行う予定である。今後のプロジェクトの目標は浜名湖でのボートレース出場・優勝であり、その際に速度を優先するレースと、操縦性能が求められるレースの2種類のレースに出場することになる。そのため、各々のレースに対してそれぞれ最適なギア比をもつギアボックスを設計する予定である。
・その他機械系の設計
現段階では、垂直尾翼とギアボックスの設計のみが予定されているが、もともとコントロール班に所属していたので、必要であれば姿勢制御のためのハイトセンサー周りの設計も行いたいと思う。